スターアニスを使いこなす(効能・相性の良い食材)

杏仁豆腐の香味つけに使われているスターアニス

スターアニスは中国名で大茴香と呼ばれています。
茴香と呼ばれるフェンネルやアニスと成分が類似しており、主要成分であるアネートルが90-95%(フェンネルは50-60%)を占めているので、甘い芳香が特徴です。

若干の苦味と渋みもあり、少々荒い香味ですが、杏仁豆腐の香味付として使われるスパイスなので、お家で杏仁豆腐を作る際は、牛乳にこのスターアニスを入れてゆっくりと香味を牛乳に移しましょう!

スターアニス(八角)の成分

*シキミ科の常緑樹*
以前はモクレン科に分類。現在はシキミ科に変更

アネトール、メチルチャビコール、ピネン、フェランドレン、リモネン、シオネール、リナロール、テルピノレン、サフロール…etc

暗褐色で色調が明るい果実ほど新鮮で芳香に優れています。
かわいらしい八角形の袋果の中にある種には芳香成分は含まれていませんので、パウダーにする際は取り除くのがベストです。

ウーシャンフェン(五香粉)はパウダーですが、パウダーで使用すると粉っぽく、渋みも強く感じられるので、「おうちごはん」での使い方としては、ホール(袋果のかけらを利用)で仕様した方が上手に使えると思います。

スパイスコーディネーターの食薬ノート

漢方薬にも配合さされているスターアニスの和漢生薬名は大茴香。
お腹の冷えや張り、食欲不振に効果があると言われています。

身体を温めて気の巡りを良くしてくれるので、冷え性の人はもちろんのこと、冷えによる腹痛などの痛みがある時や消化が悪い時、食欲がない時にもお薦めです

手軽な方法としては、やはりスターアニスを煮出したお湯で紅茶などを入れる方法です。
私は、寒い冬にはマサラチャイにもこのスターアニスを調合します。

スターアニス(八角)の効能・美容効果

  • 温熱効果によるお腹の冷えや張り、食欲不振の改善
  • 冷え取り効果
  • 理気(気を巡らし発散させる)効果
  • イライラなどの自立神経の乱れを鎮める効果
  • 女性ホルモンの働きを活発にする作用

また、鶏肉などの冷えとり食材で体に負担をかけないものをスターアニスと醤油で煮込むなどの薬膳料理もオススメです。

その他、スターアニスにはイライラなどの自立神経の乱れを鎮めてくれると共に、女性ホルモンの働きを活発にする作用があるとも言われています。

スターアニス(八角)と相性の良い食材

中国の代表的なブレンドスパイス「五香粉(ウーシャンフェン)」の主要スパイスです。
そこからも想像できるように、スターアニスを使えば、いつもの炒め物や煮込み料理が中華料理風の香味になります。

人気の台湾料理にもよく使われているので、醤油味+スターアニスの甘い香味は、皆さんにとってもお馴染みかもしれません。

人気の中華風チマキにも使われています。
チマキを作るのは大変ですが、炊き込みご飯を作る時の具材を炒める時に、このスターアニスを一緒に炒めて具材に香りをつけると美味しいです!

一般的には、肉や魚の煮込み料理によく使われます。
また、甘味と身体を温める効果や健胃作用を期待して、チャイに配合されていることも多いです。
そうそう、火鍋などの薬膳スープにも必ず入っていますね!

スターアニス(八角)の効能・美容効果

  • トンポーロ・チャーシューなどの肉や魚の煮込み料理
  • 油淋鶏や鳥の唐揚げなどの揚げ物
  • 中華料理風の炒め物にはなんでも
  • 中華チマキなどの炊き込みご飯系
  • 餃子やシュウマイの隠し味に
  • 火鍋などの薬膳スープに
  • マサラチャイやスパイスコーヒーの香味付に
  • 杏仁豆腐やフルーツポンチの香づけに

豚肉や鴨肉などと特に相性が良く、似た芳香性を持つシナモンやフェンネル、クローブ、ブラックペパーなどとミックスして使うと、バランスのよい香味のお料理になります。

豚の角煮(トンポウロウ)や鶏手羽と八角の炒煮、焼豚の他、杏仁豆腐やフルーツポンチのシロップの香り付けなどにも是非使ってみてください。

他のスパイスに比べて、香味が強く少々繊細さにかけるので、使用量にはくれぐれも注意のスパイスです。

料理本では、飾りで八角がまるごといくつもお料理の上にのっていたりしますが、あれは飾りです。
煮込む時は4人分の煮込み料理でホール1つ分くらい、星型のままではなく、パキパキと折って使います。