スパイスで作る粕漬け
11月頃からスーパでは搾りたての酒粕が並びます。
その酒粕に味噌などの調味料と合わせてスパイスを練り込むと、お肉にも美味しい「粕床」が出来上がります。
味をマイルドにするために沢山のスパイスを使用していますが、こんなに沢山の種類のスパイスをお持ちでない方も多いはず。
そんな時は、ナツメグ、クローブ、シナモン、山椒、ペパーだけでも美味しいです。
また、別のハーブ系スパイスをお持ちであれば、それを少し加えてもOK!
スパイスと酒粕で作る粕床の作り方
粕床の材料
- 酒粕:200g
- みそ:20g
- 砂糖:大さじ2
- 塩:小さじ1
- みりん:大さじ2
- 酒:50ml
粕床に入れるスパイス(薬匙)
- ナツメグ:1
- シナモン:0.5
- クローブ:0.5
- 山椒:1
- ブラックペパー:1
- ディル:3
鮭の切り身2枚を漬け込みます
酒粕の水分がたりずに良く練れない場合は、酒かみりんを少量いれて伸ばします
- 酒粕に、 上記すべての材料をいれてよく混ぜ合わせて粕床を作る
- ラップ、またはクッキングシートに①の半分の酒粕をぬり、その上に鮭をおき、残りの酒粕で鮭を覆い隠すようにする
- ラップ、またはクッキングシートでくるみ、チルドで2~5日保存する
- 酒粕をとりのぞき、ガスレンジで焼いたらできあがり
スパイスコーディネーターの食薬ノート
大好きな粕漬け、大きな金目の粕漬けをスーパーで見かけると思わず手にとってしまいますが、添加物の長い羅列に意気消沈。
発色剤や色素の数々…….見てしまうとやっぱり買うのがためらわれてしまいます。
11月から2月にかけては、酒蔵からでた沢山の種類の酒粕がスーパーに並ぶ時期。
この時に、酒粕をまとめ買いして冷凍保存すると便利です。
この酒粕にスパイスと味噌、醤油などを加えれば自家製の粕床が出来上がります。
好きな食材を粕床に数日つければ美味しい粕漬けが簡単にできますので、お好きなスパイスで試してみてください。
酒の臭み、肉や魚の臭みを消す為に、クローブやオールスパイスを必ずいれるのがポイントです!
そこにマイルドさを出すためにシナモンもブレンドします。
ナツメグをいれてもOKです。
あとは、ペパーや山椒などの辛味のスパイスに、陳皮やハーブ系のスパイスで爽やかさを!
分量も味もお好みで入れてみても大丈夫。
何を入れてもそれほど失敗はないはずですが、なんとなく爽やかな香りがするもの、和食に合いそうな香りのものをセレクトしてみてください!