レモングラスとカーのタイ風スープ
抗がん作用が注目のタイスパイスを使ったスープ
「レモングラス」や「コブミカンの葉」は、タイ料理のトムヤムクンスープに入っているスパイスです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、ジンジャーに似たスパイスで,南京ともよばれている「カー(ガラングル)」も、タイを代表するスパイスの1つです。
ショウガよりも辛味が少なく、ミントと生姜をミックスしたような香りが特徴で、手に入らない時は生姜で代用することも多いですが、レモングラス、コブミカンの葉とともに抗癌作用が注目されていルスパイスです。
この3種類のスパイスをどれか1つ入れるだけでも、タイ風な料理になるので、暑い夏にぜひ使っ欲しいスパイスです。
レモングラスとカーのタイ風スープの作り方
材 料
- カースライス:5-6枚
*生姜で代用可 - レモングラス:小匙1
- コブミカンの葉(カフェライム):2-3枚
- ブラックペパー:少々
- 水:500cc
- ササミ:2本
- チンゲン菜(小松菜、カブの葉など):1株
- キノコ(フクロダケ・マッシュルームなど):1パック
- 酒:少々
- 片栗粉:少々
- ナンプラー:大匙1
- 醤油:少々
- レモンスライス:人数分
- ササミはスジを取り、細めにスライス。料理酒、胡椒を振り、片栗粉をまぶしておく
- 鍋に水をいれ、スライスしたカー(皮は厚めに剥く)、レモングラス、コブミカンを入れて火にかける
- 沸騰したらササミを入れ、固まらないように箸でほぐす
- チンゲン菜、キノコを入れ、ナンプラー、酒、醤油で味を整える
- 器によそい、スライスしたレモンを浮かせたらできあがり
スパイスコーディネーターの食薬ノート
カロチンの数百倍もの抗酸化作用があると言われているタイスパイス。
カー、レモングラス、こぶみかんの葉は乾燥タイプであれば、タイ食材店やネットショプ、カルディなどで購入できます。
この3種のスパイスには、ベータカロチンの数十倍から百倍の効酸化作用があると言われており、レモングラスは消化器系の癌を引き起こす細菌などの殺傷能力が高いことも確認されています。(京都大学)
生のカーが手に入ったら、スライスして冷凍保存すれば、かなり長い間、香りを楽しむことができます。
タイフードフェイスティバルやアジアンスーパーマーケットでは、フレッシュなものや冷凍されたタイスパイスが手に入るので、ぜひお試しください。
爽やかな香りが特徴なので乾燥よりも冷凍がお薦めです。
タイの唐辛子ナムプリックなども冷凍品がオススメです。
香りもよく、かなり長い間冷凍保存できるのでとっても便利です。