手作りバニラエッセンスの作り方 – スパイスをウォッカやラム酒につけるだけ!
- バニラビーンズの鞘をナイフで縦に裂く
- ❶とクローブ1粒をウォッカやラム等の強いお酒に漬ける
- 写真は1ヶ月半漬込んだ状態です。もう十分バニラの香りをぷんぷんさせていますが、3ヶ月くらい漬込んでから使用するとより効果的です
- ウォッカに漬けるのが一般的のようですが、甘みのあるラム酒もオススメです
市販のバニラエッセンスにはバニラが入っていない?!
エタノール、グリセリン,プロピレングリコール、カラメル色素…….
これ、パンケーキやお菓子作りに欠かせない「バニラエッセンス」の原材料表記なんです!
どこにも「バニラ・ビーンズ(らん科バニラ属のバニラの種子鞘)」の記載が見当たりません。。。
実はバニラの鞘は非常に高価なため(1本数百円)、人工的に合成された成分をエタノール等に溶かしたものが、バニラエッセンスとして販売されているんです。
「バニラエキストラクト」といって、バニラビーンズから抽出したバニラ抽出物と合成香料などを配合したものもありますが、いずれもナチュラルなものではないことに変わりありません。。。
せっかくの手作りのお菓子に添加物って、なんだかとっても残念な気がするので
裂いて漬けるだけ!で、できちゃう天然のバニラエッセンス
の作り方をご紹介しました。
実は多くのパティシエさんは、皆さんこうして手作りをしているそうです。
漬け方も豪快に、ウォッカやラムボトル1本をまるごとバニラエッセンスにしちゃうそうです。
10年以上、秘伝のタレのようにお酒やバニラを追加しながら大切に使っている方もいるそうです。
スパイスコーディネーターの食薬ノート
普通のバニラエッセンスはお酒にバニラビーンズをつけるだけで完成なのですが、今回ご紹介しているのは、クローブの粒もプラスすること!
もしかしたらこの技は、パティシエさんも知らないかもしれません!!
クローブの中には、バニリンというバニラと同じ成分が含まれており、
焼いた時に弱まってしまうバニラ臭を強めるという働きがあるんです!
必ずクローブ1粒をバニラビーンズと一緒に漬込んでくださいね!
驚くほどバニラ臭が強く感じられるはずです。
ただし、入れすぎないようにご注意ください。100〜300mlに対して1つで十分です。