レチェ・デ・ティグレ – セビーチェの乳白色の汁は飲み干すべし！

ペルー料理店で食べるメニューは、25年くらい前からいつも決まってこの２つ

• セビーチェ(Ceviche：魚介のマリネ)
• ロモサルタード(Lomo Saltado：ペルー風牛肉野菜炒め)

なのですが、セビーチェを食べた後にお皿に残る乳白色の汁、あれ残したらダメなんですよ（笑）

セビーチェのお皿に残った乳白色の汁は飲み干すべし！

ペルーではこのセビーチェの汁に「レチェ・デ・ティグレ」という名前がちゃんとついていまして、意味は「虎のミルク」！！

セビーチェは、ニンニクやタマネギ、クミンや香菜等のスパイスとレモンで魚介類をマリネしたものなので、当然そのマリネ液は、ヘルシーでスタミナのある汁な訳です！

「精力がつく」そして、
「レモン汁に魚を入れると白濁して牛乳みたいな色の汁になる」

このことから、「虎のミルク」と呼ばれているそうです。

なので、セビチェーを食べた後は、ペルーではこの汁をしっかりと飲みほすそうです。

アレンジ版としては、セビーチェに本当に少し牛乳を加えるのもオススメです。
レモンが沢山入っているので分離しないよう少しずつ牛乳を混ぜていきます。

セビーチェよりもマイルドでカクテル風の前菜が出来上がりますので、興味のある方はお試しを。

「レチェ・デ・ティグレ」は、２日酔いにも効くと言われているので、お酒を飲みながらセビーチェを食べて、最後にしっかり「レチェ・デ・ティグレ」を飲み干しましょう（笑）！

私もセビーチェを食べる時は、しっかりスプンで飲んでいます。

ロモサルタードがメニューにあれば、ペルー人やキューバ人がシェフのお店なら、たいていお願いすればチャーハンにしてくれるので、チャーハンにしてもらうのがオススメです。

たいてい「アヒソース」という唐辛子を牛乳やクリームチーズなどとペーストにした辛いソースが用意されているので、「アヒソースくださーい」と言って、もらってくださいね。それをかけて食べると、たまらなく美味しいです。

ふとめに切られた牛肉と玉ねぎ、トマトに、フライドポテト、少し酢が加えられた醤油味の炒め物。
チャーハンにしてもらうと、フライドポテトも入っているので凄いことになりますが、そこは気にぜずガッツリいきましょう！！

セビーチェはスペイン料理でも有名なので、ご存知の方も多いですが、ペルー料理店で食べるセビーチェは「クミン」の風味が効いていて、元気の出る美味しさです。

暑い時は、南米料理が食べたくなります。
皆さんもぜひお試しください。