チョコレートに合うスパイスたち
チョコに最も合うスパイスは辛味のスパイス
チョコレートと最も相性の良いスパイスは、辛味のあるスパイスです。
チョコの甘ったるさをサッパリとさせてくれるだけでなく、辛味のスパイスの特徴の1つでもある柑橘系の香味が、甘いチョコの香りとマッチするんです。
チョコに合う辛味のスパイスたち
ブラックペッパー・唐辛子・ジンジャー・山椒
中でも一番のオススメは、やはりブラックペパー(黒胡椒)と唐辛子。
この2種は市販のチョコでもよく使われています。
ただし、ホワイトペパーはオススメできません。
ホワイトペパーは辛味が少ない上に、少し生臭い香味があるからです。
胡椒を使いたいのであれば、必ずブラックペパーを選びましょう!!
ピンクペパーは辛味のスパイスではないのですが、酸味とほろ苦さがあり、なんといってもピンク色の色味がチョコを引き立ててくれます。特にホワイトチョコにはピンクペパーがオススメです。
チョコに合う定番のスパイスは甘い香味のスパイスたち
辛味のスパイス以外にも、甘い香のするスパイスはお菓子作りの定番です。
甘い香味のスパイスには色々なものがあります。
チョコに合う甘い香りのスパイスたち
シナモン・アニス・スターアニス(スパイシー系スパイス)
カルダモン・フェンネル(シード系スパイス)
ミント・タラゴン・ローズマリー(ハーブ系スパイス)
シナモンやアニス、カルダモン、ミントは定番ですが、アニスと同じ成分を持つスターアニスやフェンネル、タラゴンなんかも甘い香りが特徴のスパイスです。
ただし、トリュフなどに振りかけて使えるのはシナモンのみ。
溶かしたチョコレートにごく少量練り込んでも大丈夫なのは、アニスとカルダモン。
それでもたくさん入れてしまうと悲劇が起きるのでご注意を。
アニスはホールのまま、カルダモンはパウダーを使いましょう。
それ以外のスパイスたち、スターアニス、フェンネル、ミント、タラゴン、ローズマリーは、香り付けとして少量のお湯で煮出すか生クリームや蜂蜜など、チョコに混ぜる液体に香味を移して使いましょう。
見た目が可愛い星形のスターアニスが、板チョコに埋め込まれている市販品もありますが、食べることはできません。
バレンタインの時など贈り物にする時は、見た目も大切ですが、お相手の男性は間違いなくスターアニスごとかじってしまうと思いますので、ご注意ください。
例えばこんな使い方
- トリュフにまぶすカカオパウダーにシナモンやカルダモンをほんの少し混ぜてみる!
- 溶かしたチョコにブラックペパー・唐辛子・ジンジャーを混ぜ込む!
- チョコに混ぜる生クリームを湯煎するときにハーブ系スパイスを多めに入れて香味を抽出する
とにかくどんなスパイスでも入れすぎには要注意。
シナモンは収斂作用があるので、舌に渋い感じが残ります。
カカオパウダー10に対して1弱くらいでOK。
ある程度許容範囲が広いのはブラックペパーと唐辛子のみ
ご自分で想定するよりも、はるかに少ない量にしてくださいね。
その代わりに、スパイスと相性の良い岩塩やクルミなどのナッツ類をプラスして、クランチチョコなどにしたりするのがオススメです。
チョコとスパイスの分量感がわかるよう、スパイスチョコレシピもチェックしてみてくださいね!