小寒(しょうかん)
2023年1月6日は「小寒(しょうかん)」
新年が明けて初めての節気を迎えました。
お正月が終わり、1年でもっとも寒さが厳しくなる「寒の入り」です。
ここ2−3日の東京はひどく冷えて、寒い寒いと思っていたら、やっぱり「小寒」。
気温の変化についていくのが大変です……
漢方養生学では、「寒邪(かんじゃ)」から身を守ることがこの時期に最も大切なこととされています。
「寒邪」とは、寒さが身体に入りこみ悪さをすること 。
「寒気がする、喉が痛い、疲れが溜まっている、食欲がない」などのちょとした体力の減退から、一気に体調を崩してしまわないように「お粥」を上手に食事に取り入れるのがお薦めです。
とにかく、ちょっと調子がおかしいかも?と思ったら、お粥で栄養と潤いを!
我が家では低糖質高タンパクを心がけているので、ご飯は2人分で100g以下。その代わり豆腐を半丁(約200g)、落とし卵を2つ、鳥のひき肉を100g入れ、セロリやパセリ、青梗菜などの野菜をプラスします。
肌が乾燥している時は、内臓も乾燥しています。
寝ている間は水分補給をしていないおで、お粥には多めのお水を入れて水分もしっかりと補給します。
脾胃が弱い日本人はお水などを飲むよりも、お粥などのドロドロとしたものの方が、胃腸が水分を吸収しやすいです。
身体を温め潤いを与えてくれるお粥はまさに万能な養生食であり美容食でもあります!
1月7日は「七草粥」の日。
お正月に疲れた胃袋を調える為に食べる七草粥。
「ちょっと食べ過ぎてしまったな~」と感じている方は、きっとお粥が何よりも「美味しい!」と感じるはずです。
パセリがオススメ – 小寒の頃
七草を用意するのが面倒な方に是非お試しいただきたいのが、パセリのトッピングです。
できれば、フレッシュなイタリアンパセリがオススメですが、普通のパセリ、ドライパセリでもOKです。
ナンプラーやお酢を加えるのもオススメ。
中華粥、タイで食べる「カオトム」のような一味違ったお粥になります。
ちなみに、パセリは花粉症予防にもなると言われているので、これからの季節は積極的にとりたいスパイスです。
お正月の後は、身体の声を聴くのにピッタリな時期。
目や口、そして脳が食べたいものではなく
「身体が本当に食べたいものって、何だろう?」
そんなふうに自分の身体の声に耳を傾けてみたいなと思います。
自分の身体の声は、自分しか聴いてあげられないですからね。。
写真はミルで砕いて細かくしたお米に、生姜パウダーやオニオンパウダー、クコの実(ゴジベリー)、キクラゲ、柚子スライスなどのオーガニックスパイスと漢方食材をブレンドしたオリジナルの「カオジョーク(砕いたお粥)」です。
お米と食薬を調合した「お粥ミックス」の作り置きが便利です。
瓶にいれると可愛いし、適量を鍋にいれてお水で煮込むだけで朝ごはんが出来上がります。
我が家では、朝起きがけに、多めのお水とこのお粥を入れた鍋を火をかけてから、身支度を始めます。
火は小さくして、身支度の間にコトコト煮込みながら、お部屋に湿度もプラスします!
日本では病人食のイメージが強いお粥ですが、スパイスや色々な食材のトッピングで、美味しい朝食に早変わりします。
是非お粥を日常食に!