冬至(とうじ)

自家製ゆずピール

12月22日は「冬至(とうじ)」

「陰、極まれば陽となり、陽、極まれば、陰となる」

陰陽五行説では、冬至はもっとも「陰」が極まる時。
今日の冬至を境に、「陰」は減少し春に向かって「陽」が少しづつ増えていきます。

これは物事が究極を越えると、正反対に転じて量や質も変化することを表しています。

柚子ピールがおススメ – 冬至の頃

日本では古くから冬至には柚子湯につかる風習がありますよね。

この黄金色の柚子は太陽を意味するそう。
陰が極まり弱まった太陽の気を補うのが柚子湯だったとか(参考:日本の七十二候)。

暖かい潤いのある柚子湯には太陽への思いが込められていたんですね!

柚子の皮はピーラで剥いて、天日干しします。
1-2日で香り高い柚子ピールができあがります。

ブレンダーでパウダーにしたら、味噌やくるみ、砂糖と練って、ぜひ柚子味噌を作ってみてください。

お酒やご飯のお供に最適。
豚肉にぬって焼いても美味しいです。

お酒を加えた場合は、アルコールを飛ばすためにも煮詰めましょう!
フレッシュな皮をそのまま使っても美味しいです。

ピーラーで剥いたゆずピールは、1年もすると色が茶色に変わります。
柑橘系の香りが弱まり、その代わり甘い芳香が出てきます。

黒くなったからと言って悪くなった訳ではなく、熟成してきたと考えてください。黒くなるのを好まない方は、全てをブレンダーでパウダーにしてしまうことをオススメします。

中国では、黒くなった陳皮(みかんの皮)の方が、高額で取引されています!
フレッシュと、熟成と両方を味わってください。

熟成されたゆずピールは紅茶に入れても美味しいです。

タミフルの原料である「スターアニス」と「熟成したゆずピール」で入れた紅茶もオススメです!

パワフルな太陽と柚子の力をいっぱい身体に取り込んで、師走の忙しい毎日をのりきりたいですね!

ちなみに、数年前には、フランスで柚子がとっても人気を集めていたそうです。

最近は、スパイス調合師というのが注目されていて、独自のブレンドを販売する専門店がたくさんできているフランス、きっと個性的なブレンドに柚子がたくさん使われていることでしょう!

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