大寒(だいかん)- 二十四節季のスパイス
「大寒(だいかん)」
1年の中でもっとも寒さが厳しい時期です。
2020年のちょうど今頃からコロナが蔓延し始め、丸5年が経ちました!!
5年!!
時の速さにびっくりです…
日本もすっかり普通の生活に戻りましたが、コロナだけでなくインフルエンザやマイコプラズマなどウイルス系の病に対しては、コロナ前とではすっかり対応が変わってしまいました。
そのため、セミナーやワークショップなどのお仕事がある時は、少なくともお仕事の2週間前くらいから自粛待機に入ります。
友人に会ったり、人の多いところに出かけたりせずに過ごすのは、悪いことではありませんが、そんな時に限って行きたいイベントがあったり、海外在住の友人が帰国していたりと、やっぱりストレスも溜まります。
風邪なんかをひいてしまうと、以前のように少し無理をして…と自分のがんばりは逆に大迷惑になってしまうので、
体調を崩す=お仕事に穴をあける
というのが決定事項になってしまうので、そりゃもう心理的な圧迫が、私にとっては一番のストレスなんですよね。。。
時代はセルフメンテナンス!
養生が注目される理由もこんなところにあるのではとおもいます。
そしてウィルス時代を生きるには、この制約と良い折り合いをつけねば心がやられてしまいます…
コロナ前と後では、やっぱりいろんなことが変化しているので、
新しい感覚についていくことも大切だと思う今日この頃です。
ま、とにかく、この大寒の時期というのは、身体の免疫機能が低下して風邪をひきやすい季節なので、スパイスや漢方食材を上手に利用して、身体を内側から温めてあげたいなと思います。
ただ、ストレスが多かったり、PCやスマホでの作業が多いと、それはそれで身体の中に熱がこもってしまいがちです。
これを体熱と言いますが、お酒の飲みすぎやストレス、怒りなどなどでも身体は熱を帯びてしまうのでラム肉や牛肉などの熱生の食べ物は控え目にして、温野菜などで放熱できない体熱を少し冷ましてあげることも必要です。
スターアニスがオススメ – 大寒の頃
そんな寒くて気が滞りやすいこの季節におススメめなのは、
気をなだめ、お腹を温めて胃腸の働きを良くしてくれる八角(スターアニス)
漢方薬としても処方されています。
お料理はちょっと面倒!? と言う方は、チャイや紅茶に入れて使ってみて下さい!
冷え取り食材の鶏肉と一緒に煮込めば、簡単に内側から温まるお手軽「冷え取りレシピ」ができあがります。
冷え症の方はもちろんのこと、八角は気の巡りも良くしてくれるので、新年の気ぜわしさやイライラ、運動不足による自律神経の乱れなども鎮めてくれるはずです。