立春(りっしゅん)

2月3日は「立春(りっしゅん)」- 二十四節季のスパイス
昨日は節分でしたが、皆さんは「豆まき」はしましたか?
エネルギー的には節分が大晦日、そして今日から新しい1年が始まるのですが、わたくし、なんと!日にちにを間違えまして豆まきができなかったんです….
こんなこと、はじめてで…..とっても落ち込んでおります。
節気は春を迎え、太陽が当たればポカポカと暖かく、日差しが春になってきたのを感じることができるのが立春の頃ですが、東京はめっちゃ寒いです。
立春がすぎ、少し寒さが和らいできたら、今度は花粉に悩まされる季節です。。。
今年は、インフルエンザが流行しているようですが、コロナもインフルエンザも花粉症も……漢方養生学では、肺が関係する邪(不調)です。
喉や肺などの呼吸器系を潤すことが、冬の養生のポイントであり、ウィルス時代の旬の養生のポイントになってきていますよね。
杏仁がオススメ – 立春の頃
肺などの呼吸器を潤してくれる食材としてオススメなのが、杏仁豆腐の原料である杏仁です。
漢方薬では咳止め、痰切りに使われます。
咳がでている時や、痰がからむ時に喉や肺を潤わせてくれるだけでなく、杏仁豆腐のひんやり感は腫れた喉をクールダウンしてくれるので、喉の調子が悪い時にも食べやすく、まさに「美味しい食薬!」の代表です。
乾燥の激しいこの時期は、ぜひ杏仁豆腐をデザートにしてみて下さい。
下の写真は台北の迪化街(テキカガイ)で仕入れた杏仁。
混ざり物一切なしの杏仁です。
杏仁豆腐はそんなに頻繁に作らないので、消費しきれず沢山残っていますが、冷凍保管して大切に使ってます。
粉末を牛乳にいれてゆっくりととかしたら、甘みを加えてそのまま冷やして飲むのもおススメです。
台湾とかの屋台にも売っています!
杏仁は日本でも探せば中華街などで手に入りますが、お手軽にコンビニやスーパーで杏仁豆腐を買うのもアリですよね!!
コンビニの杏仁豆腐にも、しっかり杏仁が入っています。
こんなことを意識してスイーツを選んでみるのも養生です。
ただし、香料やアーモンドエッセンスなどの代替品で作られている杏仁豆腐も多いので、必ず原材料名を確認して杏仁入りを探してみてくださいね!
杏仁豆腐はスターアニスで香味付け

ちなみに、この杏仁豆腐の香りづけには、中華でお馴染みのスターアニス(八角)というスパイスが使われています。
漢方薬にも配合さされているスターアニスは、お腹の冷えや張り、食欲不振に効果があると言われています。
身体を温めて気の巡りを良くしてくれるので、冷え性の人はもちろんのこと、冷えによる腹痛などの痛みがある時や消化が悪い時、食欲がない時にもオススメです。
イライラなどの自立神経の乱れを鎮めてくれると共に、女性ホルモンの働きを活発にする作用があるとも言われているので、大寒の頃から春にかけてオススメのスパイスです。
ご自宅で杏仁豆腐を作る時には、ぜひパキパキと折ったターアニスのカケラを3−4つ入れて、香りと効能を楽しんでみてください。
今日から新しい1年が始まります。
気を引き締めていきたいと思います。
色は悪くなりますが、クコの実を多めに入れるのもオススメです。
甘味があるので、お砂糖の分量を減らすことができます。
効能としては滋養強壮効果にプラスして眼精疲労に良く効きます。
漢方養生学では「血を作る」赤い食材の代表です。
女性は積極的に食べたいスーパーフードです。