小雪(しょうせつ)
2023年11月22日は「小雪(しょうせつ)」
寒い地方では、わずかに雪も降りはじめる頃。
いよいよ「冷え取り対策」本番の季節….なのですが、今日は東京はぽかぽか陽気で過ごしやすい1日でした。
今年も秋がなく、長ーい夏の後、急に寒い日々が続き、あっという間に寒い冬に突入してしまった感満載です。。。
夏の激アツな日々のせいで、自律神経の乱れも強く、季節を感じるセンサーもおかしくなっているような気もしています。。。
秋の養生の1つに、「いきなり厚着をしない」と言う教えがあるので、まずはその辺りから養生を!
年齢的な問題もあり、首から上は暑いので、脱ぎ着できるお洋服だけでなく、アームウォーマーとレッグウォーマーを上手に調整しながら、少しづつ冬仕様に変えて行くようにしています。
肝腎要(かんじんかなめ)の「腎」が最も「冷え」の影響を受ける臓器なので、特に胴回り、足首や手首、首回りは冷やさないよう注意したいものです。
私たちの身体の中で、生命力や免疫力を蓄える働きを持っているのが「腎」。
冷えで「腎」を痛めつけてしまうと、生命力自体が低下してがんばりが効かなくなってしまいます。
また、腎は「憂いの臓器」とも呼ばれ、「腎」の不調は心にも大きな影響を与えます。
訳もなく悲しかったり、ウジウジした気持ちが沸いてきたり、側でひそひそ話やクスクス笑いをしている人を見て
「えっ?わたし笑われてる???。。。なんかした??」
そんなウジウジさんが現れてきたら要注意。
「腎」が冷えて悲鳴をあげています。
逆を言うと、悲しみすぎたり、ウジウジしていると「腎」も一緒に傷ついていきますので、冬は得に身体を温め、心も温めて、ゆっくりとお家で冬ごもりをするのが養生かなと思います。
山椒がおススメ – 小雪の頃
そんな冷えに効くスパイスは、薬膳鍋にも欠かせない「山椒」。
お腹の冷えや吐気、下痢、むくみにも良いとされている「山椒」は、七味にも調合されています。
秋は乾燥を防ぐことが大切な養生なので、辛味のスパイスは控えめにしなければいけないのですが、これからの寒い冬は、辛味のスパイスがオススメです。
胃壁に働きかけて、内臓を温めてくれますからね!!
二十四節気のスパイス:小雪の頃におススメなのは、内臓を温めてくれる「山椒」です!