小暑(しょうしょ)とカルダモン – 二十四節気のスパイス

7月7日は「小暑(しょうしょ)」
今日はは七夕さまですね!
この時期は夜明けと共にゆっくりと蕾をほどく蓮の花が見頃の季節です。
蓮の葉茶はベトナムではお馴染みのお茶ですが、中華ではチマキを包む香り付けとしても利用され、ま白い蓮の実は、精神安定や不眠に効く漢方食材としても有名です。
今年は雨降ったけ?…的な感じで、昨年同様連休前から猛暑が続いています。
ここ数日の東京は、絶対にお天気だからと傘を持たずにでかけたら、夕方にすごい豪雨になったりして、まるでタイ(昔住んでいた)みたいだなぁーと…
一昨日の豪雨で、梅雨明け宣言があったようなないような….水不足が心配な今日この頃です。
それでも何となくなのですが、昨年よりは暑さは落ち着いているようにかんじている私です。
さて、漢方養生学の話になりますが、
消化を主る「胃」の不調には敏感な人がとても多いのですが、その「胃」のお母さん的な存在である「脾臓」という臓器を気にする人はあまりいません。
けれど、胃の調子を調えるには、この「脾臓」こそをケアしてあげることが大切です。
「脾臓」は、とにかく湿気を嫌う臓器なので、梅雨から夏にかけては、意識的に「温」のもの、「消化の良いもの」を食べるようにするのが養生のポイントです。
脾胃が弱い私にとって湿気は不調に直結します。
また、この「脾臓」はあれこれと思い悩んだりすると弱ってしまう繊細な臓器でもあります。
肉体的には水はけをよくする努力をしつつ、
精神的にはあれこれ思い悩まずにとにかく「シンプル」を心がけること
これこそが「胃腸を調える」ポイントであり、「梅雨を乗り切る秘訣」なんだそうですよ。
ぼんやりとした気だるい身体を目覚めさせるには、
少し上を向いて早めに歩いたり、
軽い負荷でスピーディーに沢山身体を動かす運動が効果的。
幸せ物質「セロトニン」もこの単調な動作で分泌が進みます!
カルダモン がオススメ – 小暑の頃
そんな梅雨時期にオススメなのは、気をめぐらせてくれる香りのあるお野菜や、消化促進効果&香りで気を巡らせてくれるカルダモン、そして安神効果(精神安定効果)のある蓮の実やお茶たちです。
手ごろなところで、ジャスミン茶や凍頂烏龍茶なんかは、飲めばサッパリとリフレッシュしますよね!
カルダモンのスーッとしたスパイシーな芳香は気持ちをスッキリさせてくれるだけでなく、胃腸の調子を調えて内臓からやる気を起こしてくれます。
自律神経の不調にもカルダモンは効果を発揮してくれるので、この時期にとてもおススメのスパイスです。
ジャスミン茶や凍頂烏龍茶にブレンドしたり、カモミールやレモングラスなどと合わせてもOKです。
カルダモンのスパイスボトルをテレワーク のデスクのそばにおいて、疲れた時に香ってみるのもオススメです!