霜降(そうこう)
10月23日は「霜降(そうこう)」
節季では、朝夕の気温が下がり、山には霜が降り始める季節の到来です。
一雨一雨ごとに、秋がぐんっと深まってきていく季節。
今年はノースリーブから一気にトレーナーの季節になってしまいましたが、そうかと思えば28度くらいの暑さがもっどたりと、まったく世話しない秋になっています。
非常に長く暑い夏が続いたので、夏の疲れがとれないままに10月を迎え、「まだ暑さが弱まらないね!?」と思っていたら急に寒くなってしまって、あっというまに10月も終わりが見えてきました。
寒暖の差が激しいので、夏の疲れにプラスして寒暖差疲労というやつがプラスされています。
私は寒暖差アレルギーとダニ・ハウスダストなどのアレルギーを持っているので、この時期は水のような鼻水が流れて辛い時期でもあります。
そんなことで、今年の5月から「ミティキュア」というダニ・ハウスダストを克服する舌下に微量のアレルゲンをいれ、免疫をつけていくという治療をはじめました。3年くらい毎日続けなくてはいけないので、まだまだ今年は効果は全然ないようで、残念….
さて、雨も多い秋という季節。
太陽の見えない日々が続いたりすると、すぐに胃腸の疲れが表面化します。
あまり馴染みのない臓器ですが、日本人は「脾臓(ひぞう)」が弱いため、胃もたれや消化不良、胃の不調を持つ人が多いと言われています。
漢方養生学で大切とされているエネルギーの源:「気」や「血」は、胃腸から吸収する食物からの栄養があってこそ。
「寝むる」にも、エネルギーや血が必要なので、眠りが浅い人、不眠傾向にある人は、心がやすらかであること(ストレスフリー)だけでなく、貧血やタンパク保有量など、血の充実も大切なんだそうです。
そんな訳で「二十四節気:霜降」の季節にオススメなのは、胃腸の働きを助けてくれる「フェンネルシード」です。
フェンネルシードがオススメ – 霜降の頃
フェンネルは身体を温めお腹の不調を取り除いてくれるスパイス。
冷えからくる胃痛や腹痛、腰痛に効く漢方薬にも配合されています。
唾液と胃液の分泌を高め消化を促進する作用があるので、お馴染みの「太田胃散」の主要原料にもなっています。
今が旬のリンゴとの相性も抜群なので、ソテーしたりんごと鶏肉をフェンネルシードで和えた温サラダなども、食欲がない時にオススメです。
ただし、フェンネルも入れすぎには注意。
薬臭さを感じる人も多いので、りんご1/2個と胸肉1枚には、小さじ1/2で十分かと思います。
美味しい秋の味覚を堪能して、心も身体も冬ごもりの準備に備えたいですね。
フェンネルシードを上手く活用して胃腸を調えましょう!