霜降(そうこう)

10月24日は「霜降(そうこう)」

朝夕の気温が下がり、山には霜が降り始める季節の到来です。 

一雨一雨ごとに、秋がぐんっと深まってきていく季節。
今年も半袖から一気にコートの季節になってしまいました…

夏の疲れがとれないままに9月を迎え、「まだ暑さが弱まらないね!?」とバタバタとしているうちに、10月も終わりが見えてきました。

しかも急に寒くなったり、暑くなったりが多くて、寒暖差疲労というやつがTVでも盛んに呟かれるようになりました。

私は寒暖差アレルギーという水のような鼻水が流れてくることが多く、とっても、とっても困った毎日を過ごしています。

雨も多い秋という季節。
太陽の見えない日々が続いたりすると、すぐに胃腸の疲れが表面化します。 

あまり馴染みのない臓器ですが、日本人は「脾臓(ひぞう)」が弱いため、胃もたれや消化不良、胃の不調を持つ人が多いと言われています。 

漢方養生学で大切とされているエネルギーの源:「気」や「血」は、胃腸から吸収する食物からの栄養があってこそ。

「寝むる」にも、エネルギーや血が必要なので、眠りが浅い人、不眠傾向にある人は、心がやすらかであること(ストレスフリー)だけでなく、貧血やタンパク保有量など、血の充実も大切なんだそうです。 

そんな訳で「二十四節気:霜降」の季節にオススメなのは、胃腸の働きを助けてくれる「フェンネルシード」です。 

フェンネルシードがオススメ – 霜降の頃

フェンネルは身体を温めお腹の不調を取り除いてくれるスパイス。

冷えからくる胃痛や腹痛、腰痛に効く漢方薬にも配合されています。 

唾液と胃液の分泌を高め消化を促進する作用があるので、お馴染みの「太田胃散」の主要原料にもなっています。

今が旬のリンゴとの相性も抜群なので、ソテーしたりんごと鶏肉をフェンネルシードで和えた温サラダなども、食欲がない時にオススメです。

ただし、フェンネルも入れすぎには注意。
薬臭さを感じる人も多いので、りんご1/2個と胸肉1枚には、小さじ1/2で十分かと思います。

美味しい秋の味覚を堪能して、心も身体も冬ごもりの準備に備えたいですね。
フェンネルシードを上手く活用して胃腸を調えましょう! 

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