雨水(うすい)

2月19日は「雨水(うすい)」

立春から15日が経ちました。
すごく寒い日もあれば、陽だまりが暖かく身体が緩む日も出てきましたね!

冷たい雪は雨に
氷は水に

山に積もった雪がゆっくりと溶け出し田畑を潤しはじめる頃、それが雨水の頃です。

昔から農家は「雨水」を目安に、農作業の準備をはじめてきたそう。

冬の間、じっと内に秘めていた「陰の気」は春の日差しに照らされて、寒さに縮こまっていた私たちの身体から雪溶けのごとく放たれはじめます。

今年はまだまだ寒いですが、春は冬の間に表に出られなかった「思い」や「考え」、「想像」を大いに発散させてあげる時期。

心に浮かぶアイデアや意欲、自分の中に芽吹いた「新芽」に春の日差しをあて、伸び伸びとさせてあげることが大切なのだそうですよ。

ということで、春野菜の苦味とレモンの酸味で、心と身体を開放させてあげる準備を始めたいなと思います。

冬に不足しがちだったビタミンを春野菜からたくさん吸収し、エネルギーとなる力を作ります。

心と身体を大いに弛緩し開放してあげる為に、食事には少し「酸味」を抑える工夫をするのが春の養生になります。

乾燥と下半身の冷えには注意しながら、苦味と酸味のある食事を意識したいなと思います。

レモンピールがオススメ – 雨水の頃

オススメなのは柑橘類の皮を干したピール系のスパイスたち!

写真は無農薬のレモンの皮を干して粉砕したレモンパウダーで、レモン果汁よりも酸味が少なく苦味があります。

ドレッシングの代わりに、このレモンピールパウダーとブラックペパーを混ぜた「レモンペパー」、そしてセロリシードと塩をブレンドした「セロリレモンソルト」などを、春野菜といただくと美味しいです。

菜の花などの茹で野菜にオリーブオイルなどの油分と合わせて、パラパラとかけるのもオススメです。

ビタミンは免疫効果を高めるので、色々な意味で今のこの時期、たくさん食べて身体を守りたいですね。

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