霜降(そうこう)

10月23日は「霜降(そうこう)」
朝夕の気温が下がり、山には霜が降り始める季節の到来です。
一雨一雨ごとに、秋がぐんっと深まってきていく季節。
今年も半袖から一気にコートの季節になってしまいました…
夏の疲れがとれないままに9月を迎え、「まだ暑さが弱まらないね!?」とバタバタとしているうちに、10月も終わりが見えてきました。
しかも急に寒くなった李、太陽が見えないことが多くて、「あぁ。。。今年も大したことができなかったな〜」なんて、ちょっとブルーな気持ちになったりしちゃっていませんか?
雨も多い秋という季節。
太陽の見えない日々が続いたりすると、すぐに胃腸の疲れが表面化します。
あまり馴染みのない臓器ですが、日本人は「脾臓(ひぞう)」が弱いため、胃もたれや消化不良、胃の不調を持つ人が多いと言われています。
漢方養生学で大切とされているエネルギーの源:「気」や「血」は、胃腸から吸収する食物からの栄養があってこそ。
「寝むる」にも、エネルギーや血が必要なので、眠りが浅い人、不眠傾向にある人は、心がやすらかであること(ストレスフリー)だけでなく、貧血やタンパク保有量など、血の充実も大切なんだそうです。
そんな訳で「二十四節気:霜降」の季節にオススメなのは、胃腸の働きを助けてくれる「フェンネルシード」です。
フェンネルシードがオススメ – 霜降の頃
フェンネルは身体を温めお腹の不調を取り除いてくれるスパイス。
冷えからくる胃痛や腹痛、腰痛に効く漢方薬にも配合されています。
唾液と胃液の分泌を高め消化を促進する作用があるので、お馴染みの「太田胃散」の主要原料にもなっています。
今が旬のリンゴとの相性も抜群なので、ソテーしたりんごと鶏肉をフェンネルシードで和えた温サラダなども、食欲がない時にオススメです。
ただし、フェンネルも入れすぎには注意。
薬臭さを感じる人も多いので、りんご1/2個と胸肉1枚には、小さじ1/2で十分かと思います。
美味しい秋の味覚を堪能して、心も身体も冬ごもりの準備に備えたいですね。
フェンネルシードを上手く活用して胃腸を調えましょう!