大暑(たいしょ)
2023年7月23日は「大暑(たいしょ)」
1年で最も暑い季節が「大暑」。
近年は6月から猛暑になり、早々に梅雨も明けてしまう感じで、とにかく暑い日々が続いています。
あまりにも身体がむくむので、お昼寝する際にエアコンを切ってみたら、同じくベットの下でお昼寝していた猫さんがぐったりしていて、慌ててお水を飲ませてエアコンを入れました。
暑くて眠れないのも辛いのですが、冷房で身体がだるくなるのも困ったもんで、大好きだった夏がだんだんと煩わしく感じる今日この頃です。
さて、暑い夏は自立神経を麻痺させないために、しっかりと汗をかくことが大切なのですが、汗のかき過ぎはパワーの源である「気」も一緒に消耗してしまいます。
「頭寒足熱」・・・
これは、頭は涼しく下半身は冷やさずに!という養生の教えです。
眠れない夜は、エアコンの温度は控えめにして、首や額にアイスノンを使うと案外気持ちよくぐっすり眠ることができます。
冷え性の方は「頭寒足熱」・・・少し意識しながらお過ごしください!
ミントがオススメ – 大暑の頃
また、身体の中に熱がこもり気味な方は、ミントやカルダモンなどのスッーとするスパイスティーもオススメです。
この季節の「食」のポイントは、
爽やかなお茶でのぼせがちな上半身の熱を冷ましつつ、ビタミン・ミネラルが豊富な臭みのある動物性食材に、山椒などの辛味のスパイスを使って、お腹を温めながらしっかりと栄養補給を心がける!
ということになります。
ウナギやラム、チーズ、イワシなどの臭みのある食材は、夏バテに効果がありますが、こうした栄養価の高い食材は、たいてい臭みが強いですよね。
暑くてジメジメしていると、なかなか喉を通りません。
そんな時に、山椒やニンニクなどの辛味のスパイスと一緒に調理すると、食材の臭みを消しつつ、香りで食欲を増進させてくれるのです!
しかも!!辛味のスパイスには発汗作用があるので、食べた後は体表温度が下がります。
汗をかきながらご飯をしっかり食べて、シャワーを浴びてさっぱり!というのも1つの夏の養生ですね!
写真のお茶は、モヤっとしがちな頭をリフレッシュしてくれるミントに、肝に働きかけてくれる滋養効果のあるクコの実をプラス。
気をめぐらせてくれる陳皮とバラの花びら。
そこに、汗で冷たくなったり、冷房で冷えやすいお腹を温めてくれるブラックペパーを配合した夏の養生茶です
汗がベタつくような時は、甘さを控えめにするのもポイントです。
ミントはお茶だけでなくミント風呂として利用しても、精神安定、疲労回復、消炎効果が期待できます。
1日の終わりに、さっぱりとしたミント風呂で、心と体を涼しくしたいですね!
本当に暑い時は、水出しのミントティーもオススメです!!